ペットにも起こる便秘

便秘というのは人にのみ起こるものではありません。

便秘の定義は「便が出にくくなった、あるいは便が出ても残便感がある。」ことですが、この定義は人に限定していることではないことがわかります。
つまり、何が言いたいかというと、我々のペットとなっている犬や猫の動物であっても便秘は起こるんだということです。
人と異なる点は、便秘はあまり食生活は影響しないということですが、基本的には人と同じような理由で便秘になると考えられています。
そこで、ここではペットの便秘について説明しようと思います。

ペットの便秘の原因も、人と同様に様々ありますが、主な原因と考えられているのは、脱水や疾患です。
脱水は、冬などの寒い時期に起こりやすいとされていて、動物は冷たい水などを飲まなくなりがちです。
この対策としては、ぬるま湯程度の水を与えましょう。
人の場合もそうですが、多くの人は寒くなると温かい飲み物を欲します。
動物も同様に、冷たい水は飲みたくはないはずです。
次に疾患ですが、これは腫瘍や神経系の病気、さらには骨折など様々な病気が考えられますが、これらの対策はもちろん獣医に相談することです。
その際は、自分のペットがどのような状態であるとか、普段と変わっている点などを事細かに医師に伝えることが重要です。
以上の原因に対する対策をすれば、ペットの便秘を改善できる可能性は何もしないよりも高くなることは明らかです。

先ほども説明いたしましたが、動物は自分の健康を人ほど気にしませんし、症状を口で説明してくれることはないので、飼い主がペットの異変に気づくことが非常に重要になります。
もし自分のペットに異変があれば、ネットや書籍を用いて調べてもよいですが、獣医さんにペットを連れて行くことが最善ではないかと思われます。
人で起こることはペットには起こらないと考えるのではなく、異変があれば疑問に思い相談するという姿勢がペットを飼う上で重要なことの一つだといえます。