ダイエットに潜む便秘

ダイエットをしているつもりが、最近は便意もなく、お腹が出てきてしまった人もいらっしゃると思います。
便秘というのは、日本内科学会の定義によれば、「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」のことを言います。
この原因はストレスや生活習慣など、様々な原因があるとされていますが、その中の一つにダイエットいうものがあります。
あまり関係がないように思える二つですが、ダイエットでは体重を減らすために1食抜いたりする方もいらっしゃいますし、そういったダイエットにストレスを感じる方もいます。
これらのことは確実に便秘のリスクを高めてしまいます。

「便秘になるくらいならいいや。」と考えたり、「便秘薬を使えばいいや。」と考えたりする方がいるかもしれません。
しかし、薬を継続して使い続けると、その効果は弱くなることが知られているので、ひどい便秘になることが考えられます。
また、便秘は放っておくと、腸に残っている便から毒素が出て、全身に回り様々な症状が出ます。
また、代謝も悪くなるので、せっかくダイエットをしているのにも関わらず、痩せにくい体になってしまいます。
便秘は放らず、きちんと正常な状態に戻すことが重要になります。

では、便秘を解消させる方法は何があるかですが、一番重要なことは原因を絶つことが重要になります。
便秘は生活習慣や食生活、ストレスなど、様々な原因から起こることがわかっています。
そこで、便秘になったらまず、自分の生活を見直すことが重要になってきます。
水分は取っているか、食物繊維は足りているか、朝食は食べているかなどの食生活を始め、ストレスになっていることはないかなど、生活自体のQOLまで考えて改善する必要があります。
今回のテーマはダイエットですので、ダイエットによって上記の生活習慣に乱れが生じていないか、を考える必要があります。

ダイエットをして不健康になっては意味がありませんので、ダイエットをしていて、便秘気味な方は、ぜひ今一度自分の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。